ニュースリリース
担当者の工数を大幅に削減し、寄附先の福祉施設・事業所の利便性も向上
地域の情報サイト「ジモティー」(以下、ジモティー)を運営する株式会社ジモティー (本社:東京都品川区 代表取締役社長:加藤 貴博 以下、当社)は、社会福祉協議会(以下、社協)と連携し寄附品の譲渡を促進する取組の一環として、社会福祉法人北見市社会福祉協議会(会長:五十嵐 俊啓 以下、北見市社協)と、寄附品を「ジモティー」に掲載し地元の福祉施設・事業所に譲渡する実証事業を実施いたしました。結果として、実証事業開始後1か月半で100品以上の寄附品の譲渡を行うことができました。
■実証事業の内容
今回の実証事業では、北見市社協が保有している寄附品を、ジモティーに出品し、地元の福祉施設・事業所へ譲渡いたしました。ジモティーを通じて手間をかけずに多くの福祉施設・事業所に情報提供を行うことで、効率的に寄附品を譲渡するフローの構築を目的としています。今回の取り組みを通じて、社協と地域の支え手である福祉施設や事業所とのマッチングを促進することで、地域内における互助の仕組みの実現を目指します。
■実証事業の結果
2021年7月15日よりジモティーへの掲載を開始しました。譲渡先を北見市内に開設されている福祉施設や事業所に限定したにも関わらず、半年以上前から溜まっていた寄附品の約半数である合計117点を約1ヶ月半で譲渡することができました。
これまで、北見市社協は、寄附品を必要とする福祉施設や事業所に電話で情報提供を行い、譲渡の申し込みを受け付けておりました。今回の実証事業では、寄附品をジモティーに掲載することで、福祉施設や事業所は商品内容をオンライン上で確認し、申し込みを行うことが可能となりました。これにより、従来であれば施設毎に個別に電話をかけていた社協の担当者の工数を大幅に削減することに成功いたしました。更に福祉施設や事業所にとっても、ジモティー上に情報が掲載されることで、好きなタイミングで詳細な寄附品の情報を把握できるようになりました。寄附品を受け取った福祉施設や事業所の担当者からも、「画像があるので物品の状態や内容が分かりやすい」、「時間のある時に見ることが出来て便利」といった声が集まり、大変好評となりました。
譲渡された寄附品は、おむつやタオルといった消耗品が特に人気となりました。また、これまで物品の状態が分からず、譲渡が進まなかったハンガーラックや布団といった長期保管品についても譲渡することができ、福祉施設や事業所で活用されることとなりました。
今後は、全国の市区町村社協に今回の事例を展開し、ジモティーを活用することで、社協と地元の福祉施設・事業所とのマッチングを促進してまいりたいと考えております。
【譲渡された寄附品(例:おむつ、座布団、タオル)】
当社では今後も地域のあらゆる情報を可視化し、生活を豊かにできる地域の情報インフラの提供を目指して、サービス開発に尽力してまいります。地域における効率的な情報発信をご検討されている市区町村社協の方やNPOの皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
■譲渡実績の詳細
■「ジモティー」について
「ジモティー」は、地域に根付いたあらゆる情報を都道府県別や市区町村別ごとに一覧化した情報サイトです。「ジモティー」では「売ります・あげます情報」「不動産情報」「求人情報」等のカテゴリー別に、利用者の目的に応じて分類された情報が掲載され、利用者は無料で情報交換をすることが可能です。大型の家具や家電など郵送するのに手間や費用がかかるモノの譲り合いや、地元の企業が近隣の方にサービス内容を告知するツールとして誰でも簡単に利用できることから、地域の情報インフラとして月間で約1,000万人以上の方に利用されています。2021年9月に発表された第4回エコプロアワードにおいては、最高位の一つである「環境大臣賞」を受賞するなど、サーキュラーエコノミーを体現するサービスとして評価を得ています。
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株式会社ジモティー 経営企画 宮本
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