ニュースリリース
利用者満足度98%!リユースの啓発効果も立証
地域の情報サイト「ジモティー」(以下、ジモティー)を運営する株式会社ジモティー(本社所在地:東京都品川区 代表取締役社長:加藤 貴博 以下、当社)は、東京都日野市と2022年7月から実証実験を開始している「ジモティースポット日野」の2022年7月~2024年3月の結果をお知らせします。期間中約58,000品の不要品のリユースに成功し、粗大ごみ減量効果は約224t [1] と試算しております。
■ジモティースポット日野について
ジモティースポットは、不要になったけれどもまだ使えるモノを地域のコミュニティ内で譲り合うことが出来るサービスです。持ち込み希望の方は、ジモティースポットに持ち込むだけで、手軽に必要とする人に譲渡することができます。そして、譲り受け希望の方は、持ち込まれたモノの情報をジモティーで検索し、ジモティースポットで引き取ることでマッチングが成立する仕組みとなっています。
この仕組みは参加するステークホルダーのそれぞれにメリットがあります。持ち込む住民の方は、気軽にリユースに参加でき、粗大ごみ処理手数料の支払いを削減することができます。また譲り受ける方は、コストの安いリユース製品を利用する選択肢を持つことができます。自治体としては、ごみとして捨てる以外にリユースする選択肢を持つことが可能になり、ごみ減量活動の促進につながります。
■実証実験の結果について
持ち込みを開始した2022年7月1日~2024年3月31日の期間で、約58,000品の不要品のリユースに成功しました。ごみの減量効果は、約224tと試算しております。日野市は2022年度において人口10万人以上50万人未満の自治体のなかで1人1日当たりのごみ排出量が最も少ない自治体となっております。ジモティースポット日野は2022年度においても約25,000品の不要品のリユース、約65tのごみ減量に成功しており、日野市のごみ減量の施策を牽引したことを表す結果となりました。
またジモティースポット日野に関して利用者へのアンケート[2] を実施した結果、利用の満足度においては「とても良い」、「良い」を選んだ回答者が約98%おり、高い評価を得る取組みとなっておりました。更に、ジモティースポット日野の開設前における「使用できるが不要になったもの」の処遇に関する質問については、「粗大ごみ・ごみとして廃棄していた」とする回答が約70%にも上り、リユースの啓発効果が高いことも明らかになりました。
■今後の取組みについて
ジモティースポット日野は更なるごみ減量を目指して、2024年度も運営を行う予定です。当社では、今後も地域内での資源循環を促進し、地元で個人・企業・行政が必要なものを互いに融通しあえる持続可能な社会の実現を目指しサービス運営に尽力してまいります。地域内での資源循環の促進やごみの削減を検討されている、全国の地方自治体や企業からのお問い合わせをお待ちしております。
<アンケート結果について>
・本事業への評価について教えてください
・これまでまだ使用できるが不要になったものは、どうしていましたか?
<本件に関して提携を希望される自治体様、報道関係の皆様からのお問い合わせ先>
株式会社ジモティー コーポレート部 宮本
MAIL:press@jmty.jp
[1] 持ち込まれた不要品の平均重量、リユースされた件数から算出
[2] ジモティースポット日野を利用した、持ち込み者100名が対象、有効回答のみで集計