未分類
~半数以上が捨てることに罪悪感を抱え、理想と実態の乖離が明らかに~

株式会社ジモティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:加藤 貴博、以下 ジモティー)は、多くの不要品が出る年末の大掃除シーズンを前に、全国の10~60代の男女557名を対象に「不要品処分に関する実態調査」を実施しました。
本調査の結果、8割以上の回答者が「まだ使えるものを捨てた経験がある」ことが判明しました。一方で、その半数以上が捨てる際に罪悪感を感じており、「捨てたくない」という理想と、「捨てる」という現実の行動にギャップが生じている実態が明らかになりました。
背景にあるのは、売却や譲渡にかかる「手間」と、売却しても「大した利益にならない」というリターンの低さです。この“手間とリターンのバランス”が合わないために、まだ使えるものが経済的価値なしと見なされ、捨てられている現状が浮き彫りとなりました。
このジレンマを解消し、捨てるよりもリユースする方が手軽で合理的だと思える仕組みが求められています。
【不要品処分に関する実態調査 結果サマリー】
- 「まだ使えるものを捨てたことはない」という回答は7%に留まり、8割以上の人がまだ使えるものをごみとして捨てた経験がある。
- 捨てた品目としては、「衣類・ファッション用品」(6%)が最も多く、次いで「本」(37.3%)、「生活雑貨」(35.2%)と続く
- 捨てた理由として、「売却しても大した利益にならないから」が2%でトップ。「すぐに手放したいから」、「売却するのは手間だから」がそれぞれ33.4%で同率
- まだ使えるものを捨てた際に半数以上(5%)が罪悪感を感じている
- 60代以上のフリマアプリへの出品率が3%と著しく低く、フリマの「手間」と「デジタル化」がリユースの壁となっている。
【調査概要】
調査名: 不要品の処分に関する意識・実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年11月12日(水)〜11月13日(木)
調査対象:10代~60代の男女557名
調査主体:株式会社ジモティー
1.今年の年末、大掃除や断捨離で不要品を処分する予定がありますか?
年末の大掃除シーズンは、多くの方が不要品処分への意識が高まるのではないでしょうか。調査実施の11月中旬時点で既に37%の方が不要品の処分予定があることが分かりました。

2.不要品を処分したいと思う時期はいつですか?
不要品の処分については、「特に時期はない」と答えた人が半数以上(54.6%)を占めました。特定の時期に限らず、ライフスタイルの変化やモノの破損といったきっかけで突発的に処分ニーズが発生しやすいことが示唆されます。一方で、「11~12月(大掃除シーズン)」も32.1%が意識しており、時期によるニーズの変動も存在することが分かります。

3.普段、不要品はどのように処分をしますか?
普段の不要品処分方法として、「捨てる」(57.6%)が最も多く、依然としてごみとして処分する行動が主流であることが判明しました。また、年代別に見ると、60代以上のフリマアプリ利用率は4.3%に留まりフリマの「手間」と「デジタル化」がリユースの壁となっています。

4.これまでまだ使えるものをごみとして捨てた経験があるものを選んでください
8割以上の人がまだ使えるものを捨てた経験があることが分かりました。品目別では、「衣類・ファッション用品」が半数以上(52.6%)でトップでした。これに「本」「生活雑貨」「子供用品・おもちゃ」「食器・調理器具」が続き、売却しづらい、または売却しても大きな利益になりにくい品目が上位を占めています。

5.まだ使える不要品をごみとして捨てた理由は?
まだ使えるものを捨てる最大の理由は、「売却しても大した利益にならないから」(41.2%)でした。これに「すぐに手放したいから」と「売却するのは手間だから」が同率(33.4%)で続き、経済的な価値が低く手間がかかるモノは、「捨てる」という選択肢が選ばれている実態が明らかになりました。この「手間とリターンのバランス」が、リユース行動の妨げになっていると考えられます。

6.これまでまだ使えるものを捨てた際に、罪悪感や後ろめたさを感じましたか?
まだ使えるものを捨てた際に、半数以上(50.5%)の人が罪悪感や後ろめたさを感じているという結果になりました。このことから、「もったいない」という意識を持っている一方で、「捨てる」という現実の行動との間に大きなギャップが生じていることが示され、より簡単にリユースできる仕組みの必要性が高まっていることが示唆されます。

7.過去に粗大ごみとして不要品を処分した際、ストレスや大変だと感じた要因はどれですか
粗大ごみ処分時のストレス要因は、「費用」と「手間」に集中しています。最も多かったのは「手数料や処理費用がかかること」(39.5%)であり、「お金を払って捨てる」ことへの抵抗感が強いことが分かります。

8.以下のうち、あなたにとって最も魅力的なまだ使える不要品処分方法は何ですか
最も魅力的な不要品処分方法は、「手数料は無料で、面倒なやり取りなしに自分で持ち込む」が32.3%でトップとなり、「手間はかかるが、売却してお金にする」(31.4%)をわずかに上回りました。金銭的なリターンよりも「簡単さ」「無料」「やり取りの煩雑さがない」といった要素も、リユース行動を後押しする重要な要因になっていることを示しています。

■まだ使える不要品が地域内で循環する「ジモティースポット」
ジモティースポットでは、「まだ使えるけれど不要になったモノ」をお店に持ち込むだけで簡単かつ無料で手放すことができます。フリマアプリの出品や、リサイクルショップでの査定の待ち時間など、手間や時間をかけることなく、サクッと不要品を次の人へ譲れる「捨てない」を叶える新しいスポットです。譲り受けたい方は、地域の情報サイト「ジモティー」で商品情報を確認し、店舗で実物を見て購入・引き取りが可能です。

【市民・自治体にとっての3つのメリット】
<不要品を譲りたい方>
・予約不要、手数料ゼロで、粗大ごみ等として処分する手間とコストを削減できます。
<譲り受けたい方>
・手に取りやすい価格、または“無料”でリユース品を手に入れることができます。
(例. 炊飯器が300円、椅子が0円など)
<自治体>
・ごみの排出を抑制し、ごみ減量と地域内での資源循環を効果的に促進します。

今後も自治体や事業者様との連携を強化し、2030年までに全国で300店舗以上の出店を目指します。誰でも気軽にリユースができる拠点を設けることで、「譲る」ことを「捨てる」よりも簡単な選択肢にしていきたいと考えています。リユースが当たり前の社会インフラを整備することで、地域での暮らしをより豊かで持続可能なものにしてまいります。
【ジモティースポットFC加盟店募集中!】
我々の理念や取り組みに深く共感いただき、ジモティースポットFC加盟店として
共に地域貢献性の高いサービスを創っていただける企業様を【全国で募集中】です。
地域のもったいないを活かし、新たな価値を生み出しませんか?
〈FC加盟店〉お問い合わせはこちらより
https://jmty.jp/info/jmtyspot_fc